リアル ファイト ソング

小説の書き方のひとつに「感情を直接的に書かない」というのがある。
例えば
『テレビをつけそのニュースを見たとたん、部屋を飛び出すように出て行った』という形で"驚き"を表現するという。
曇天がネガティブな感情を暗喩するというのもよく使われる。
その作法に従えば、直接「ガンバレ」といわないのが本当の応援ソングなんだ。だからCoccoの歌は応援ソングなんだ。「ガンバレ」をやたら連呼するのは平凡な応援ソングなんだ。
そういう意味で、マリリン・マンソンの'Fight Song'は普通の応援ソングだ。(Fight Songの創作秘話として、ブリトニー・スピアーズが一位をとり続けることに不満を持った知り合いのバンドに向けて作ったのが、Fight Songだという)