宗教を作ろう - 紫水道 編 その2 -

殺竜事件の栞

紫水道の分派の続き。


- 岳教
山岳森林深くに庵を結び、厳しい修行を続ける一派。最も実践的科学的な修行法を行っており、その実力は侮り知れない。厳しい修行が行えるなら都市部でもよいらしいが、それでも八門城市で見かけるのは珍しい。


- 離角教
 方位と距離を元に積極的に開運を支援していく一派(余り知られていないが風水には長さ、例えば門の幅とか寝台の高さにも吉凶があるという考えがある)。忙しい現代人には方違えや祐気取りは非現実的とし(源氏物語には祐気取りのため2,3日寺に泊まったという記述がある)、距離にも応期(運勢のサイクル)があると考え、凶の方角でも消極的受動的な行いを慎めば運勢は好転すると教えている。企業のお抱え風水士は離角教が少なくない。


- 巫教
 文字通り、シャーマニズムを行う一派。トランス状態になり先祖霊や神々を降ろして神託を伝える。八門城市では先祖霊は本当に祟るので、現実的な問題である。
 もともと道教シャーマニズムは存在しないが、この辺のハイブリッドさ加減が普及に貢献した面もあるだろう。





 機会があればこれからも龍街夜城の舞台設定をアップしていきます。