宗教を作ろう - 紫水道 編 -

富士見ファンタジアの栞

筆がのってきたので龍街夜城第二版に登場するほかの新興宗教も書いていこう。


 紫水道(しすいとう)とは八門城市に本部を置く新興宗教である。新興宗教といってもここ100年近い歴史を持つ。ベースとなった道教と同じで、基本は現世利益であり魂の救済は求められていない。
 紫は至高の色であり、「上善は水の如し」からとって"紫水道"と称する。

 風水工学の発達により気功や仙術の修行の方法に革命が起こり、より実践的科学的な修得法が開発されていった。当初は乱立していったが最終的に紫水道の流派が残っていった。

 紫水道には以下の分派がある。

- 総院
 紫水道発足当時の本質的で伝統的な儀式を重んじる流派。紫水道の例会では総院のトップが進行役を勤める。総院に他の分派を束ねる義務や権利があるわけではなく、他の分派が総院の立場を立てているだけである。


- 上派
 新興宗教として被る不利益を除くため結成された政治団体、政党(紫水道上派)。当初は新興宗教に不利な法律を改善していく方針だったが、最近では政治色が強くなり、紫水道の利益追求に走っているとの声もある。
 八門城市では政教分離が徹底されてないためこのような組織が存在する。


- 陳家
 瞑想を修行の中心におき、(変な言い方だが)魂の救済を目的としている、宗教らしい一派。幹部は陳一族が独占しているため、"〜教"ではなく"陳家"と呼ばれている。洗脳事件などで新聞を騒がしている、悪名高い分派である。


- 房教
 工房で仙具を作ることを修行の中心においている一派(エロい教義ではないよ)。望外な高額で取引される仙具や贋作騒ぎなどで新聞をにぎわしている、陳家とは別な面で有名な一派。ただし幹部が作る仙具の効果は確かに絶大であり、それゆえ悪用もされやすい。



疲れたので残りは別の日に。