最初と最後の精神論

もともとから、何ごとにも精神論で語ってくるタイプの人間は苦手だ。自分自身はリアリストだと思っているから、なおさらだ、相性が悪いのも当然だろう。
やるべきことをやりつくした上で"あとは精神力の問題"と言うのは分かる。もしくは、最初の一歩を踏み出すための精神力というのも分かる。
そういうのではなくて、やるべきことが残っているのに(少なくとも私にはそう見える)、それをしようともせず探そうともせずに、"あとは気持ちが大事"とだけ言われると、「そんなわけあるか!」と思んだ。(とはいえ、思うだけで口には出さず、表立っては人に合わせながら、コッソリと自分のやり方を進めていくし、自分のやり方が間違っていれはそれはそのとき取り止めればいいだけだ)

リーダーが示すビジョンも、ただ精神論ではない、チームの統率を高めるための方法論なのだ(組織の規模の大小は問わない)。
リーダーはビジョンを示すだけが仕事ではない。色々と細々とした仕事をこなしたうえでビジョンが必要になる。もしくは、細々としたことを調べる前やルールを作る前にビジョンを示す必要がある。
だから、精神論は、ことの最初と最後に必要になる。